お薬の保管方法~7つの重要なポイント~
ご自宅でお薬の正しい保管はできていますか?
正しく保管することで、お薬の効果を保てるとともに、トラブルの回避にもつながります。
正しい保管には以下の7つの重要なポイントがあります。
- 高温・多湿・直射日光を避けること
- 冷所保存の指示のあるお薬は冷蔵庫に保管すること
- お薬以外のものと区別して保管すること
- 外箱・袋・説明書(添付文書)はお薬を使い切るまで保管をすること
- お薬の容器を入れ替えないこと
- 古いお薬は捨てること
- 子どもの目の触れるところ、手の届くところに置かないこと
1つずつ見ていきましょう。
- 高温・多湿・直射日光を避けること
- 冷所保存の指示のあるお薬は冷蔵庫に保管すること
- お薬以外のものと区別して保管すること
- 外箱・袋・説明書(添付文書)はお薬を使い切るまで保管をすること
- お薬の容器を入れ替えないこと
- 古いお薬は捨てること
- 子どもの目の触れるところ、手の届くところに置かないこと
- まとめ
高温・多湿・直射日光を避けること
お薬は温度や湿度、光によって効能が落ちる場合が多いため、保管方法の指示がない場合は、これらを避けて室温*1で保存しましょう。
一般の錠剤やカプセル剤は冷蔵庫で保管すると、室温との差で湿気を帯びる恐れがあるため、避けましょう。
保管場所に最適なのは、暗くて涼しい温度変化の少ない場所です。
遮光の必要がある目薬などは、必ず付属の袋に入れて保管しましょう。
冷所保存の指示のあるお薬は冷蔵庫に保管すること
冷所保存の指示があるお薬は冷蔵庫に保管しましょう。
シロップ剤などの液状の薬、目薬、未開封のインスリン、気温が高いと溶けてしまう坐薬などは冷蔵庫での保管がおすすめです。
このとき凍らせないように注意してください。
直接冷風が当たると凍りやすくなるのでドアポケットに置くことがおすすめです。
お薬以外のものと区別して保管すること
食品や農薬、殺虫剤、防虫剤などと一緒にしまっておくと誤って飲んでしまう可能性があるため同じ箱に入れることは避けましょう。
外箱・袋・説明書(添付文書)はお薬を使い切るまで保管をすること
他の人が誤って服用したり、服用方法がわからなくなってしまわないよう、お薬を使い切るまでは保管しておきましょう。
お薬の容器を入れ替えないこと
他の容器に移すことでお薬の使い方がわからなくなってしまうことがあります。また品質劣化や誤飲の原因にもつながるのでやめましょう。
古いお薬は捨てること
お薬にはそれぞれ使用期限があります。それを過ぎたら捨てるようにしましょう。本人以外の人にあげることもやめてください。
病院や調剤薬局で渡されたお薬は、お薬を処方された日数が使用期限です。原則正しく服用して使い切っていただくものですが、事情により余った場合は薬剤師にご相談ください。
一般用医薬品(OTC医薬品)であれば外箱やラベルなどに使用期限*2が記載されています。
また、使用期限内でもいつもと違う見た目や味であったら使用を控えてください。
1年に一度はくすり箱の中身を整理してどんなお薬を保管しているのかも含めて確認することが好ましいです。
子どもの目の触れるところ、手の届くところに置かないこと
子どもが誤って服用したり、遊んでしまうことを防ぐために、ふたのある救急箱やくすり箱に入れて目の触れるところや手の届くところに置かないようにしましょう。
まとめ
お薬の保管方法の7つの重要なポイントをご紹介しました。
保管方法が悪いと本来の効き目が得られなくなってしまうこともあります。
正しく保管して使用するようにしましょう!