ロコモティブシンドローム
「ロコモティブシンドローム」という言葉を聞いたことはありますか?
日本の45歳以上のロコモティブシンドローム人口は予備軍も含めて約4,700万人と言われています。
まずは知るところから予防を始めましょう!
「ロコモティブシンドローム」とは
ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)とは年齢とともに運動機能が低下し、自立度が低下することで、介護が必要となる可能性が高い状態のことです。
ロコモティブシンドロームの認知度は平成24年度において17.4%と低いため、第二次健康日本21において令和4年度までにまずは80%まで向上させることを目的としています。
高齢化が進む日本の現状において、重症度が増してきています。
進行すると
痛みや筋力・バランス能力の低下などにより日常生活が制限され、将来介護が必要になる可能性が高くなります。
実は、要支援、要介護になる原因のトップは転倒や骨折、関節の病気など運動器*1の障害です。
〈参考 2019年 国民生活基礎調査〉
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/05.pdf
原因となる事柄
- 運動習慣のない生活
- エレベーターや自動車の使い過ぎによる活動量の低下
- やせすぎと肥満
- 過度なスポーツや関節の使い過ぎによるけが
- 腰や膝などの痛みやだるさ等の不調の放置
- 骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性腰椎症などの運動器疾患
全年齢で進行する
骨や筋肉の量のピークは20代~30代です。
自覚症状がなくてもロコモになっていたり、すでに進行している場合が多くあることがわかっています。
ロコモ度をチェックすることができるサイトもあります↓
ロコチェック | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
予防方法
適度な運動や生活活動で骨や筋肉に負荷をかけ、適切な栄養を摂ることで強く頑丈に維持されます。
若いうちから適度に運動する習慣をつけ、運動器を大事に使い続けることが予防には必要不可欠です。
適度な運動と適切な食事を心がけてロコモ予防をしていきましょう!
*1:骨や筋肉、関節などの身体を動かすために必要な仕組みのこと